バッテリーがない。
そう。僕のiPhoneにはバッテリーがない。
表記上は最初期に対して75%のバッテリーを保持している。らしい。
だが充電器から抜くと、電源が落ちる。
なので出先では常にモバイルバッテリーで給電している。
バッテリー交換に行ってみたが、画面も割れているし背面がすこし凹んでいるので、お金はかかるし安全に交換できる保証がない、新しいのを買え、と言われ続けてきた。
だがまだ変えない。
僕はずっと待っているのだ。新作のiPhoneを。
当時高校生だったのだが、周りはみんなガラケー(と、呼びもしない時代)だ。
それまで変形型ガラケーを愛していた僕は新しいガジェットに興味津々だった。
それからiPhone5に乗り換え、そして6sへと進化を果たした。
しかし、iPhone SEの発売により僕の後悔は始まった。
しまった。 SEが出るなんて知らなかった。知ってたら待ったのに。なんてことだ。携帯会社の策略に乗せられた。
それから、後悔の中このiPhone6sを愛し続けている。
「Apple社が頑張って薄くしてくれたのにさらに分厚くするなんて」と、カバーを外した。
「僕が見ていた、触っていたのはiPhoneじゃない、保護フィルムだ」と、フィルムを外した。
ありのままのiPhoneを愛している。そして、Apple製品全てを。
なんかここまで書くとついに壊れたのかと思われがちだが、僕のiPhoneは全然生きている。瀕死の中、なんとか生きている。
この時期は寒くて、給電していても本体を温めてやらないと電源がつかなくなることもあるけども。なんとか、生きている。
だが、次の所謂「SE2」が発売されたら、いよいよ買い替えの時だ。
その時が来たら、もう休ませてあげるから。
その時まで、頼むよ。iPhone。
ではまたあした。