世の中には上と下がある。
昨日あたりから悩んでいたのはこのことだ。
上を見れば上がある。
仕事が多くて羨ましい。
給料が高くて羨ましい。
時間が余っていて羨ましい。
名前が売れていて羨ましい。
お金が沢山あって羨ましい。
豊かな人生を送れて羨ましい。
羨望の眼差しは、いつも誰かを見上げている。
しかし自分の立ち位置を客観的に見ると、自分を下から見上げている人がいる。
仕事があって羨ましい。
給料があって羨ましい。
時間があって羨ましい。
名前があって羨ましい。
お金があって羨ましい。
人生があって羨ましい。
羨望の眼差しは、いつだって僕を見上げている。
僕だって、誰かから見れば幸せなはずだ。
そのことに気づけば、自分を基準にして相対的にしか上を見上げることができない自分に、嫌気が刺す。
悲しいのは、その眼差しが自分を通り過ぎてもっと上の人しか見上げていないことに気づいた時だけど。
大丈夫、僕はまだ、無視されるほど落ちぶれてはいない。
だから生きろ。
ではまたあした。