引っ掛かり。
今日は昼からどうも何かが喉の奥に引っ掛かったような気分だった。7割くらいの呼吸しか出来ていないような錯覚。マスクをしていたからでは、きっとない。もっと内省的なものだった気がする。
そんなもやもやした気持ちだったから、いてもたってもいられなくなってあんなツイートをしてしまった。少し恥ずかしい。ああいうのはブログでやるべきだった。反省している。
俳優各位。お願いだからこの出演者募集に目を通して、企画書を読んで検討していただきたい。その5分ほどの時間を僕のために使って欲しい。
— 馬原 颯貴 (@MaharaSohki) 2020年8月17日
状況は最悪で、いつ打開できるかもわからない。でも前を向いて動き出そうとしている人がいるということを、知って欲しい。https://t.co/LEsAtzzrVe
ぶっちゃけ、男性俳優が集まってないのだ。あと二週間で募集は終わる。もしこれを見て、少しでも興味ややる気を持ったのなら、是非応募していただきたい。 888企劃を見たことないとか、気にしない。芝居がしたい。君たちがいないとできないんだ。頼む。
— 馬原 颯貴 (@MaharaSohki) 2020年8月17日
いやしかし。
ああやって発信してしまうと、意外にもその引っ掛かりというものはすんなりどこかへ消えてしまうのだ。本質的な問題は解決していないけれど、「悩んでいる」という状態から「何かした」というフェーズに移行する。移り変わるのだ。いいことなのか悪いことなのか。しかし僕の肋骨は未だ悲鳴を上げている。ストレスがかかると痛い。
充分な出演者が集まるまでの間、僕は肋間神経痛に悩まされ続けるだろう。そういえば健康診断にも行かないと。暑すぎて出歩きたくないのに。採血が嫌だ。意識がなくなるのだ。おそろしい。
話が逸れた。肋骨の話だ。いや違う。出演者募集の話だ。いや、違わない。舞台と肋骨は密に関係している。一蓮托生だ。こんな時期に舞台をまだ続けようだなんて思うのだから、心労が消えるはずもない。出演者が集まらない。お客さんが集まらない。どちらも同じことだ。同じことなのか。僕の中では。
やっぱり舞台が終わるまで肋骨の痛みは続くだろう。ロキソプロフェンの力を信じるしかない。本当は演劇の、芝居の力を信じたい。信じた先に道が開けることを信じたい。生きたいのだ。そして死にたいのだ。舞台の上で。永遠に光の粒となって漂い続けたい。意識の朦朧とする夏の中でも。舞台の上で死なせてくれ。演劇をさせてくれ。どちらも同じ願いだ。やっぱり、僕の中では。
次回作は「生きてるものはいないのか」。舞台の上では未知のウイルスだかなんだかよくわからないものが蔓延する世界。そんな世界を作りたい、見てもらいたい。そのために、出来ることはなんでもする。なんでもするとは言っていない。出来ることしかやらないけど、それでも、これが僕の、精一杯なんだから。
久しぶりに理系脳がお休みしていて、文系みたいな文章をつらつらと並べ立てたけれども、まあ、出演者募集してますよって、はなし。
ではまたあした。