ぽろぽろこぼれる

888企劃主宰・馬原颯貴からぽろぽろこぼれる言葉を記録する。

本当の、終演。

 

888企劃プロデュース公演vol.2

「《不思議の国のアリスの》帽子屋さんのお茶の会」

 

公演から二週間が経過した。

 

公演が終わって一週間、他劇場のイベントで新型コロナウイルスの感染者が発生し、演劇界を大きく賑わせていた。

 

888企劃でも、公演終了から一週間の各関係者の体調の変化についてヒアリングを実施。

本番が終わってからが本番である。

役者はもちろん、技術スタッフや当日制作に至るまで、全員に聞き取り調査を行った。

 

この時点で、疲れから体調不良になった一名(回復済み)を除けば、健康状態に問題はなかった。

 

というか、普通舞台終わったら体壊すものだよ。僕はいつもそう。今回はなかった。

 

それからさらに一週間が経過し、今日まで体調の変化を訴えるものはいなかった。

 

全員無事。

 

お客様からも連絡はなく、当該公演による感染拡大はなかったと言って良いだろう。

 

問題になるのは、感染者が現れることではない。

感染が拡大することだ。

 

感染者が劇場に来ることは想定していた。可能な限り確率を減らすために検温などを実施した。

もし来場者に感染者がいたとして、劇場がクラスターの場にならないように最新の注意を払うのが仕事である。

来場者→スタッフや、スタッフ→出演者という感染経路は存在している。ゼロにはならない。

だからこそ、その確率をなるべく引かないように、努力をする。

今回はたまたま、来場者や関係者の中に感染者はいなかった。だから無事だった。

もし、誰か一人でも感染者がいて、且つ誰にも感染させていないということになれば、より効果的だったんだと言えるだろう。勿論、いないに越したことはないけども。

 

今回の諸対策に意味がなかったとは思わない。可能な限り、今後も対策していきたいと思う。

 

 

 

今後。

 

次回公演について、お知らせ。

 

888企劃プロデュース公演vol.3

「生きてるものはいないのか」

 

脚本・前田司郎

演出・馬原颯貴

会場・アトリエファンファーレ東新宿

 

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五反田団の前田司郎さんの戯曲を、上演します。

昔からこの戯曲はずっと好きで、いつかやりたいと思ってきた戯曲。

目に見えないウイルスがこの世に蔓延るこの世の中だからこそ、今やるべきだと思って、やります。

 

今回も、いつものように出演者募集を行いますが、それに関しては近々。

 

ではまたあした。