ぽろぽろこぼれる

888企劃主宰・馬原颯貴からぽろぽろこぼれる言葉を記録する。

ブレイキング・バッド。

今日紹介するのはこちら。

 

ブレイキング・バッド

 

主演:ブライアン・クランストン

 

2008年から2013年にかけて放送された、テレビドラマシリーズ。全5シーズン。

 

「癌宣告を受けた理科教師がかつての教え子と一緒に麻薬を作って帝王を目指す」という一風変わった作品。

シーズン1ではダサいおじいちゃんだったのに、期を追うごとに麻薬王へと変貌していく。

迫りくる麻薬カルテルの魔の手を、科学薬品を使って撃退したりする様は爽快。

本土アメリカでは爆発的な人気を得ているこの作品だが、日本ではあまり知られていない。

主人公ウォルターの吹き替えは牛田茂さん。代表作は「フレンズ」のロス・ゲラー役だ。なんというか、すごい。なんだろう、なんか、すごいんだよ。とにかく。かっこいいんだ。

 

そのウォルターの教え子でありバディとなるジェシー・ピンクマン。彼は麻薬中毒であり、売人だ。ウォルターとの年代差や今いる世界の違いなどで意見が分かれることが多々あるが、この二人の信頼感があってこそのブレイキング・バッドだ。

吹き替えは茂木たかまささん。やんちゃな演技が最高。

 

シリーズを通して、ウォルターは「善人から悪人」に、ジェシーは「悪人から善人」へと変わっていく。このコントラストがたまらない。

 

途中から参戦する悪徳弁護士のソウル・グッドマンもこの作品にいい味を出している。

彼は主に資金洗浄を担当しており、ウォルターとジェシーのいい相談役となる。ムカつくけど良いやつ。だけどムカつく。

吹き替えは安原義人さん。これがやばい。やばいんですよ。「そんなノイズ入れる!?」ってとこにガンガン鼻をすする音とかどもったりする音を入れてくる。マジか。僕の吹き替え観が大きく変わった。いいのか、それ入れて。って。

 

ウォルターの妻の妹の旦那(遠い)が、DEA、麻薬取締局のハンクである。

追うものと追われるものの関係性がとても緊張感のあるシーンを作っている。全部ハンクのせいだから……お前のせいだぞ……。

 

そしてシーズン2から登場する“現”麻薬王のガス・フリング。コイツが大ボス。ファストフード店を経営しながらそのトラックで麻薬を運ぶクズ。冷徹でクズ。

吹き替えは堀内賢雄さん。妖しいタイプの堀内さん。とにかく妖しい。聞いて。妖しいから。

 

そしてガスの右腕となる何でも屋のマイク。おじいちゃん。だけど凄腕。強い。安心感の塊。好き。

このマイクが出てくるだけでなんとかなる気がしてくる。裏社会で生きることのなんたるかを教えてくれる。

吹き替えは有本欽隆さん。大変良い。ちなみに後述する「ベター・コール・ソウル」の途中で亡くなってしまったので、ベタコS2からは菅生隆之さんに変更されている。

 

他にも数多くの登場人物がいるのでここでは紹介しきれない……。が、シーズン1の1話を見ればハマることは間違いなし。

とりあえず1話見てくれ。気付いたらシーズン5を見ているから。

 

さて、シーズン5で終わったこの「ブレイキング・バッド」だが、悪徳弁護士ソウルの前日譚「ベター・コール・ソウル」がNetflix限定で配信中。毎週火曜日更新。

何故ソウルがソウルになったのか、マイクとガスの関係は、などなど、「ブレイキング・バッド」で語られなかったあれこれが盛りだくさん。ここからどう本編に繋がるのか、楽しみ。

 

 

ではまたあした。