先日、一人でふらっと居酒屋に入った。
一人居酒屋は緊張する。
カウンターに案内され、入り口から吹き入る風を背中に受けながらビールと焼き鳥を頼んだ。寒くて湯豆腐鍋を注文した。
カウンターでは当然見知らぬおじさん方が並んでいた。
左の席のおじさんは鍛高譚をひたすらロックで飲みながら文庫本を読んでいた。
右の席のおじさんは地方のご飯談議を店長らしいおじさんと交わしながら、そのおじさんにハイボールを奢っている。
僕もいつかこんなおじさんになるだろう。
いいおじさんになろう。
ではまたあした。